取扱いRoboticsについて
RGVRail Guided Vehicle
RGVはレールや昇降機の上を走るIoT設備です。格子状になったレールを縦横に車輪を変えながら移動するため、四方向シャトルとも言われています。
スタッカークレーンや親子台車に比べEIQ圧力の高い少量多品種のSKUに対して柔軟な荷繰りでできること、またIOT設備であるためAGVやAMR、AGFなどとの連携がスムーズであることが特徴です。
AGVやAGFなど上位空間を移動できないロボットと組み合わせることで保管効率を高め、かつ、荷繰りを連動させることで大きな相乗効果を発揮します。
AGVAudo Guided Vehicle
AGVはフロアを高速で走り、主にラック(棚)を搬送するロボットです。
米国では、AmazonのKIVA型、中国ではGeek+やQuicktron社がECなどで棚を運ぶGTPピッキングソリューション(GoodsToPerson)として2015年台に実用化されはじめており、安定したテクノロジーとなっています。
原則としてラック(棚)を準備する必要がありますがヘッダー(上位部分)を改造することで様々な荷姿に直接対応したり、フロアに架台を設置することによりパレットを直接搬送させたりすることもできます。
AGFやRGVに比べ方向展開速度や積卸が速く、QRナビゲーション方式の場合は停止制度が高いことが特徴です。
ARMAI-Recognition Robot ARM
AIを搭載した人工知能ロボットアームです。
画像・センサーによる認識を10000+以上のAIモデルで解析することで物体を事前学習一切不要で認識し、かつ、ABBやファナックなど市販のロボアームを最適な最短最速の軌道パスでコントロールします。
単体SKUはもちろん、M3の異なる混載SKUについても、パレタイズ・デパレタイズを可能にし、また、ピースや部品ピッキング、製品組み立てなどにも応用可能です。
AGFAuto Guided Folk
パレットを架台なしで運搬することができる自動フォークリフトです。水平にのみ搬送するものとパレットの形状により垂直に持上げることができるものもあります。
フォークリフトですので、AGVと違い、ラックや架台を必要とせず、QRナビゲーション方式を必要としないものもありますが、他方、AGVに比べ、持上げの時間についてはAGVよりも時間を要するのが一般的です。
また、完全自動ではなく、マニュアルを組み合わせた半自動型のタイプもあります。
ソリューションについて
① 半自動 保管ピック(上庫下取)
RGV AGV
上位エリアでRGVが保管しながら、下層エリアでAGVがピッキングを行う方式
(※)です。フォークリフトが倉庫を走るまわる必要がなく、
ピッキング・ステーションまでRGV・AGVがオーダーに応じて商品を運んでくる(GTP)ため、フォークリフトでのピッキング作業を大幅に省力化でき、人手不足による持続可能性リスクを軽減できます。
実績参照 2.埼玉・加須 – 大手製薬会社様 8.千葉・成田 – 大手卸・流通業様
② 全自動 保管・ピック(上庫下取)
RGV AGV ARM
②と同様に、上位エリアでRGVが保管しながら、下層エリアでAGVがピッキングを行う方式です。こちらは、マニュアルでのピッキングではなく、ロボットアームによるピッキングを行う完全自動タイプの上存下揀ソリューションです。フォークリフトが倉庫を走るまわる必要がなく、ピッキング・ステーションまでRGV・AGVがオーダーに応じて商品を運んできてかつロボアームにより自動で積付けされるため、フォークリフトでのピッキング作業を大幅に省力化できます。
実績参照 3.埼玉・蓮田 – 大手製薬会社様
③ パレット型 保管・ピック(上庫下取)
RGV AGF
こちらも、上位エリアでRGVが保管しながら、下層エリアでAGFが出庫を行う方式です。ケースピッキングが不要なパレット単位での出庫を行う場合のソリューションです。上位にRGV(四方向シャトル)、下位にAGF(自動フォークリフト)が配置され、オーダーに応じて商品を保管・出荷します。
④フルライン 保管・ピック(上庫下取)
RGV AGV ARM AGF
応用例 ②と③を組み合わせたフルラインのソリューションです。上位にRGV(四方向シャトル)が保管し、ケースピッキングが必要な出荷は下位にAGV・ARMを配置し、パレット単位の出荷は、下位にAGF(自動フォークリフト)によってそれぞれ出荷を担います。
フォークマンの作業をほぼ完全に自動化でき、人手不足による持続可能性リスクを大きく軽減します。
実績参照 9.四国・観音寺 – 大手日用雑貨様
⑤製造業向け・保管搬送
RGV AGV ARM AGF
応用例④を製造業向けにアレンジしたソリューションです。
上位に配置されたRGV(四方向シャトル)により原材料・仕掛品・部品などを保管し、AGVやAGFによって生産ライン間への搬送や再保管を行います。
また、ARMにより、必要に応じてパレタイズ・でパレタイズを行います。
実績参照 5.広島・宇品・生産ライン物流 – 大手自動車メーカ様6.会津・精密機器メーカ(日本工営)様 – 生産ライン搬送7.愛知・刈谷 – 大手製造メーカ様10.岐阜・中津川・生産ライン物流 – 大手自動車部品メーカ(青山製作所)様(中津川)